博士課程の沼尻保奈美さんが2024年3月4日から6日にインドのニューデリーで開催されたシンポジウムInternational Science Partnership Fund: Resilient Planet Symposium(ISPF)に参加しました。
以下に沼尻さんの参加報告を記載します。
本シンポジウムは、英国BRITISH COUNCILが主催し、インドDepartment for Science, Innovation & Technologyと日本JSTが共催する多国間共同研究プログラムです。ISPFのテーマは、「レジリエント・プラネット」であり、その目的は研究者、政策立案者、国際機関の代表者を結びつけるプラットフォームを形成することです。今回は、プログラム1年目として、環境学、エネルギー学、防災学、社会学の様々な分野から研究者が参加し、国際的な共同研究のための将来の資金源のニーズを特定することを目的とした様々な活動が行われました。
1日目のシニア研究者の講演会では、各分野の専門家が持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた取り組みについて発表を行いました。日本からは、防災分野における日本の経験と知見が共有され、インドをはじめとする日英の研究者との活発な議論が行われました。2日目には、インド工科大学デリー校(IIT)を訪問し、IITデリー校側の研究者と意見交換および研究室訪問を行い、IITデリー校側の重点分野である最先端IT医療技術について学びました。