GISTについて

GIST

平成24年1月、政策研究大学院大学は、文部科学省「科学技術イノベーション政策における『政策のための科学』:SciREX」の基盤的研究・人材育成拠点整備事業において、拠点間連携に主導的な役割を担う総合拠点として採択されました。これを受けて、本学は「GRIPS科学技術イノベーション政策プログラム(GRIPS Innovation, Science and Technology Policy Program : GIST)」を設立し、教育・研究プログラムを実施しています。

プログラム概要

文部科学省の支援によって本プログラムは運営されており、また、文部科学省科学技術・学術政策研究所(NISTEP)、独立行政法人科学技術振興機構(JST)、独立行政法人経済産業研究所(RIETI)との連携協定に基づき、研究・教育両面における協力を行っています。東京大学、一橋大学、大阪大学・京都大学、九州大学との共同活動、海外の大学・研究機関との連携も拡大しています。

プログラムの背景

21世紀に入り、グローバリゼーションと激しい国際市場での競争と社会の変容のもとで、新産業の創出のみならず、雇用の確保、生活の質の向上、環境問題などの様々な社会的、経済的問題の解決のために、科学技術イノベーションに対する期待は大きく、それを促進する政策に対する期待もまた高まっています。このような観点から、現在、各国は効果的な科学技術イノベーション政策の立案、デザイン、実践に向けて、知恵を絞っています。
経済学、法学、政治学、社会学等の学問分野では、現実の政策課題に対して多様な理論や分析手法が開発され、データに基づいた分析結果が蓄積されていますが、それらは政策現場でうまく活かされているとは必ずしもいえず、また政策現場における問題意識が研究者や技術者とうまく共有されずにいます。両者の間のフィードバックを促進することにより、効果的な科学技術イノベーション政策や企業戦略の実行を担う人材を育成することが強く求められています。

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