政策研究大学院大学(GRIPS)はSjCOOP-Asia 第2回東京会議を開催しました。
科学ジャーナリスト養成プログラムSjCOOP (スクープ:Science journalism COOPeration)は世界科学ジャーナリスト連盟(WFSJ)が主催する途上国・新興国における科学ジャーナリストを養成するためのプログラムです。昨年、そのアジア版を本学が共催し、タイ、ベトナム、インドネシア等から人材の育成の責任をになうジャーナリスト14名が来学し、トレーニングを受けました。
その第2回となる今回は、前回を上回る参加者31名がトレーニングを受けるとともに、福島第一原子力発電所事故を事例として、本学教員、元政府関係者、メディア関係者による講演や現地視察を踏まえたグループワークなどを行いました。
共催・協賛
共催:政策研究大学院大学
協賛:笹川平和財団
プログラム
9月8日(月)
時間 |
セッション |
9:30-9:45 |
- 開会式
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9:45-10:00 |
- 基調講演
- 『アジアへの期待・科学記者への期待』
有本建男/政策研究大学院大学教授
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10:00-11:00 |
- グループワーク①(How to cover a science conference?)
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11:00-12:00 |
- グループワーク②(topic and team selection for the week)
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12:00-13:15 |
- 昼食
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13:15-14:00 |
- パネル討論
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『災害予防、備え、地震』
目黒公郎/東京大学教授
滝順一/日本経済新聞社科学技術部編集委員兼論説委員
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14:00-14:45 |
- 質疑応答
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14:45-15:20 |
- グループワーク③(グループディスカッション)
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15:30-16:15 |
- 特別講演
- 『NHK震災ビッグデータ』
阿部博史/NHK報道局報道番組センター社会番組部ディレクター
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16:15-16:45 |
- 質疑応答
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18:00- |
- ウェルカムパーティー
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9月9日(火)
時間 |
セッション |
9:00-10:15 |
- グループワーク①(How to report on science controversy?)
10:30-11:15
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- パネル討論
- 『日本のエネルギー・原子力安全政策』
根井寿規/政策研究大学院大学教授
澤田哲生/東京工業大学助教
モデレーター:小出重幸/日本科学技術ジャーナリスト会議会長
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11:15-12:00
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- 質疑応答
12:00-13:15 |
- 昼食
13:15-15:00 |
- グループワーク②(preparing team reporting and field trip)
15:15-16:00 |
- 特別講演
- 『ゲストの科学ジャーナリストによる福島取材について』
大森真/テレビュー福島報道局長
大森亜紀/読売新聞生活部デスク
片山夏子/東京新聞社会部
モデレーター:引野肇/本科学技術ジャーナリスト会議事務局長
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16:00-16:45 |
- グループワーク③(In-depth talk with guest science journalist)
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9月10日(水)
時間 |
セッション |
午前 |
- 福島県へ移動
13:00-16:00
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- 放射線量スクリーニングの取材
- 『汚染地域の放射線量スクリーニング 南相馬市立総合病院、診断機器を取材』
早野龍五/東京大学院教授
及川友好/南相馬市立総合病院副院長
坪倉正治/同医師
越智小枝/相馬市中央病院内科診察科長
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9月11日(木)
時間 |
セッション |
9:00-11:30 |
- JAEA福島環境安全センター見学、記者会見
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12:30-13:30 |
- 昼食
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13:30-16:00 |
- 三春実生プロジェクトの取材
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『各地の土壌放射線モニタリング、汚染による放射線リスクと精神的ストレスについて
理解するための支援などの取組みについて』
深谷茂/三春町前副町長
小池武志/東北大学准教授
玄侑宗久/福聚寺住職
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16:00- |
- 東京へ移動
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9月12日(金)
時間 |
セッション |
9:00-12:00 |
- グループワーク①(story writing)
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12:00-13:15
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- 昼食
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13:15-14:45 |
- 現地調査について各グループ発表
14:55-15:45 |
- グループワーク②(次回の会期の企画について)
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16:00-16:30 |
- 総括
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会議の様子