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GISTセミナ−

第78回 GISTセミナー "Overcoming Barriers to Technological Innovation in Established Economic Sectors"

第78回 GISTセミナー
講演者 チャールズ・ワイス氏
ジョージタウン大学外交学部科学技術国際関係プログラム 名誉教授(Retired)、AAAS科学外交センター客員研究員、『Technological Innovation in Legacy Sectors』共著者
日時 2016年7月27日(水) 17:45~19:30 (17時25分受付開始)
場所 政策研究大学院大学 1階 研究会室1A・B
(東京都港区六本木7-22-1)(アクセス
主催 政策研究大学院大学科学技術イノベーション政策プログラム(GIST)
言語 英語
参加費 無料(事前登録制)
資料 発表資料

概要

確立しかつ堅牢に守られた「レガシー・セクター」は米国経済の半分以上を占めているが、技術的イノベーションに対して抵抗を示している。なぜならば、そのようなイノベーションは、成長を刺激し、雇用を生み出し、セキュリティーの向上や公衆衛生と環境の改善をもたらすが、一方で既存のビジネスモデルを覆しかねないからである。このようなセクターには、化石燃料、産業型農業、州間送電、医療サービス、輸送、建設、高等教育、および製造業などがある。

このようなレガシー・セクターにおける既得権者は、破壊的なイノベーション(disruptive innovation)に対して、市場の不完全性や、経済的・政治的・社会的・法的・文化的なパラダイムを活用して抵抗する。これらのパラダイムは、より広範な社会的目標とは一致しないようなインセンティブを生産者に生じさせる。それぞれのレガシー・セクターにおけるイノベーションに対する障壁について専門家は熟知しているものの、それら共通の特徴については、イノベーション政策全般に関わる学徒や実務者等から十分に注目されていない。

レガシー・セクターにおけるイノベーションを促進するには、変化を指揮する者が必要である。彼(彼女)は、より高いレベルの支援者に支えられつつ、研究開発を支援するだけでなく、考えるコミュニティを刺激し、イノベーション・システムにおけるギャップを特定し、それに対処し、研究から上市に至るまであらゆる過程におけるイノベーションを阻害する障壁を克服するためのプログラム・政策・インセンティブ・規制制度を生み出す。このプロセスは、米国製造機構ネットワークと米国エネルギー高等研究計画局(ARPA-E)の概念設計とその実施によく現れている。

これらのアイデアを国レベルに適用することで、「イノベーションの国家的文脈」という概念を提示している。それは、イノベーションを促進しそれを方向付けするという点で、研究所や大学、イノベーティブな企業や知的財産権の保護に関する法律などによる、よく知られたナショナル・イノベーション・システムと同じくらい重要である。イノベーションの国家的文脈は、例えば、ビジネス環境や人口構成、新規性やリスク、失敗に対する態度、労働市場や資本市場の柔軟性、基幹産業における虜の有無といった、経済的、政治的、法的、文化的側面を有している。

講演者略歴

Dr. Charles Weiss was Distinguished Professor of Science, Technology and International Affairs (STIA) at the Walsh School of Foreign Service at Georgetown University from 1997 until his retirement in 2014. He served as the Director of STIA from 1997 to 2006. He is now a Visiting Scholar with the Center for Science Diplomacy of the American Association for the Advancement of Science.

Dr. Weiss was the first Science and Technology Advisor to the World Bank, serving in this capacity from 1971-1985. He promoted and oversaw a substantial expansion of the Bank’s support to the scientific and technological dimension of economic development. Before coming to Georgetown, he taught courses at the Woodrow Wilson School at Princeton University, the School of Advanced International Studies at Johns Hopkins University, the University of Pennsylvania and the Foreign Service Institute of the U.S. Department of State.

Dr. Weiss has just published Technological Innovation in Legacy Sectors (Oxford University Press, 2015), with co-author William Bonvillian. The two previously co-authored Structuring an Energy Technology Revolution (MIT Press, 2009). Weiss has published papers and lectured on a broad range of topics, including innovation policy, scientific uncertainty, environmental policy, privacy, bioprospecting, the Productivity Program of the Marshall Plan, and science and technology in developing and emerging economies. He has lectured at numerous universities, including Harvard, the University of California (Berkeley), the Massachusetts Institute of Technology, Duke University, the University of Maryland, Jawaharlal Nehru University (Delhi), Makerere University (Uganda), the Institute of Energy Economics, Japan, and Tohoku University.

Dr. Weiss has an AB in chemistry and physics, summa cum laude, and a PhD in chemical physics and biochemistry, both from Harvard University. He is a Fellow of the AAAS and a member of the Council on Foreign Relations. At AAAS, he is working on his next book, an overview of science, technology and international affairs.

参加申し込み・お問い合わせ

参加をご希望の方は、7月27日(水)10:00までに登録フォームからお申込ください。
登録フォームからお申込いただけない場合は、下記内容を明記の上、gist-mlgrips.ac.jp宛てにメールにてお申し込みください。
1.お名前、2.ふりがな、3.ご所属、4.お役職、5.ご連絡先(E-mail)
※1、3、5は必須です。

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