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第84回 GISTセミナー "Movements in science and policy: The choreography of systems biology"

第84回 GISTセミナー
講演者 Niki Vermeulen氏 エジンバラ大学科学史・科学社会学講師、Welcome Trustフェロー
日時 2017年1月12日(木) 17:30~19:00 (17時10分受付開始)
場所 政策研究大学院大学 4階 会議室4A
(東京都港区六本木7-22-1)(アクセス
主催 政策研究大学院大学科学技術イノベーション政策プログラム(GIST)
言語 英語
参加費 無料(事前登録制)

概要

2000年当初より、生物学・医学界に革命を起こすような生物科学の新しい潮流、システム生物学なるものが出現した。ヒトゲノムプロジェクトやそれに続く還元主義-オーミックスは生きている細胞の主な分子に関するおびただしいデータを生み出した。これは生命の普遍的な規則や法則を発見することに焦点を当てたもので、数学的生命モデルを作って生物学的知見を作り出すというこの新しいやり方は、結果としてテイラーメイド医療を向上させることとなった。
本セミナーでは次のようなことを議論する:システム生物学を科学的・知的ムーブメントと位置づけ、知識的・社会的変革の絡み合いを分析し、いかにして、異なる専門知識を持ち、異なる国々から集まった研究者たちが、生命のモデリングを生物学の辺境から中心にもってきたか。厳密に言えば、関連しあう3つのムーブメント: アグリゲーション、サーキュレーション、オシレーションについて。さらに、いかにして、地方にありながら、あるセンターが資金を得、人材を集め、組織を作り、施設を作り、国際的なネットワークを打ち立てるに至ったかの例も挙げることとしている。
科学政策担当者との交流により、システム生物学の政策が世界的に広まり、システム生物学活動が高まった。しかしながら、「浮き出るものはやがて沈む」ことや、科学政策とファンディングは今や次のフロンティアに向かって進んでいることから、システム生物学の将来はこの流れとのバランスの中にある。

講演者略歴

エジンバラ大学科学史・科学社会学講師、Wellcome Trustフェローであるとともに、エジンバラ王立協会ヤング・アカデミーの会員でもある。科学・イノベーション政策及び研究組織に関する専門家であり、特にライフ・サイエンスにおける連携に注力している。現在実施している、Wellcome Trustのプロジェクトでは、システム・バイオロジーの出現とバイオ・メディカル・リサーチの制度化の研究に取り組む。マーストリヒト大学で博士号を取得し、ウィーン大学、マンチェスター大学でポストを得た後、Technopolis Groupやオランダ国家政策科学評議会、駐米オランダ大使館科学カウンシルでも活動している。

参加申し込み・お問い合わせ

参加をご希望の方は、1月11日(水)17:00までに登録フォームからお申込ください。
登録フォームからお申込いただけない場合は、下記内容を明記の上、gist-mlgrips.ac.jp宛てにメールにてお申し込みください。
1.お名前、2.ふりがな、3.ご所属、4.お役職、5.ご連絡先(E-mail)
※1、3、5は必須です。

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