講演者 | パブロ・カタラン コンセプシオン大学准教授 |
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日時 | 7月6日(金) 18:00-19:30 |
場所 | 政策研究大学院大学 1F 1A会議室 |
主催 | 政策研究大学院大学 科学技術イノベーション政策プログラム |
言語 | 英語(通訳なし) |
概要
経済成長の推進力として多様化が注目を集めています。研究開発を進めていく上でも多様性の確保が大きな役割を果たすことが指摘されてきました。近年では国にある様々な資源によって新産業の創出がいかに左右されるのか、モデル化した研究が進められています。研究の内容も、特定の製品と製造国が持つ科学技術力との関係に加え、国レベルの流通の問題など時間的・空間的ダイナミクスも検討されるようになってきました。
今回のセミナーでは、国や地域の科学技術力が工業・産業競争力の向上にどのように影響を及ぼすのか、モデル化して検討した例をご紹介します。ご紹介する研究では1988年から2015年にかけて、195ヶ国に跨る論文や特許情報を分析しています。その結果、新技術と科学技術研究が密接に関係している国では技術が多様化する可能性が高いことが分かりました。その他、経済発展が技術の多様化にどのような影響を与えているのか、どのようなポートフォリオを持つ国は技術が多様化する可能性が高いのか、現時点での仮説をご説明します。
◆当日の発表資料は以下よりご覧いただけます。