日時 | 【前期】 2017年2月2日(木)13:00-18:00 2017年2月3日(金)10:00-18:00 【後期】 2017年2月15日(水)13:00-18:00 ※前期・後期を通して受講していただくことを前提 |
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場所 | 政策研究大学院大学 会議室4A(4階) 東京都港区六本木7-22-1 (アクセス) |
主催 | 政策研究大学院大学(GRIPS) 科学技術イノベーション政策プログラム(GIST) |
言語 | 日本語 |
参加費 | 無料(事前登録制 定員20名程度) ※応募者多数の場合、大学ごとの人数を調整させていただく場合があります。また、定員に達し次第、締め切らせていただきます。 |
科学技術政策・高等教育政策において、大学の個性化、ミッションの再定義、大学マネジメントの近代化が求められており、関連する政策が展開されつつあります。さらに我が国を含め、国際的な大学ランキングに対する社会的関心が高まってきています。このような状況を受けて、大学の側においても、独自の「戦略」の構築を念頭に置いて、内外の大学とのベンチマーキング等を含む定量的な分析を深めることが必要です。
本研修はこのような大学(研究独法を含む)の研究面を中心とする分析について、基本的な知見、手法の提供を行うとともに大学間の情報交換の場を提供することを通じて、大学の機能強化に貢献することを目的として開催します。
今年度は特に、大学の部局毎の論文分析をどう行い、比較するかについて、ツール(試作品)を用いて、部局分類辞書を共有するという試みを行います。大学単位のみでなく、部局レベルのデータを用意することは分析を深める上で不可欠であり、自大学についてはこのような分析が実施されていると考えられます。しかし、ある問題意識で作ったデータセットについて、他大学について部局レベルの分析をするのは困難です。賛同する参加者間で辞書を共有する試行に取り組むため、自らも問題意識や考え方を発信する意欲を持つ皆様の参加を期待しています。
【前期】1日目:2017年2月2日(木)13:00~18:00 @ 4A
現在提供されている分析結果等についての紹介と部局分析用ツールの紹介を中心に行います。
・ガイダンス・受講者の紹介
・論文から見る国際的な研究動向
・国際的大学ランキング
・日本の大学ベンチマーキングの結果、日独比較
・Web of Scienceに関する情報提供
・部局分析用ツールの紹介
【前期】 2日目:2017年2月3日(金)10:00~18:00 @ 4A
論文データベース(Web of Science)についての情報の提供を行うと共に、現状分析を研究マネジメントへの応用まで深めていく上 での問題意識、方法論等について参加者から発表していただき、全員で討議します。
・研究費と論文の関係(科研費の場合)
・サイエンスマップの応用
・マネジメントへの応用に向けた議論の枠組み
・受講者からの問題意識の発表
・現状分析とその応用に関する討議
【後期】 2017年2月15日(水)13:00~18:00 @ 4A
2日目の討議を踏まえた検討結果を参加者から発表していただき、全員で討議することを通じて、「大学の研究戦略について、どのような分析が可能で、有効か」「部局レベルの分析にどう取り組むか?」を明らかにしていくことを目指します。講師からも可能な範囲で情報を提供します。
・受講者からの検討結果の発表
・講師からの情報の提供
・部局辞書データの共有と活用
・全員による討議
桑原 輝隆 政策研究大学院大学教授
1975年東京大学教養学部基礎科学科卒、1977年同大学院理学系研究科相関理化学専門課程修士課程修了、同年科学技術庁入庁。振興局、計画局、原子力局、原子力安全局などで勤務の後、1989年より科学技術政策研究所に在籍。同研究所上席研究官、総括上席研究官、科学技術動向研究センター長、総務研究官を経て、2010年7月より2013年3月まで所長。2013年11月より現職。
福澤 尚美 文部科学省科学技術・学術政策研究所研究員
2008年小樽商科大学商学部経済学科卒、2010年京都大学大学院経済学研究科修士課程修了、2013年同大学大学院経済学研究科博士課程研究指導認定退学、同年文部科学省科学技術政策研究所研究員として勤務し現在に至る。2015年京都大学博士号(経済学)授与。計量書誌学、科学計量学を専門とし、日本の大学や研究者を対象とした実証分析により、科学技術の状況を明らかにしていくことを研究テーマとしている。